神谷千尋-kamiya chihiro-

青い空に青い海、沖縄の美しさとのんびりした暮らしが残る津堅島。

何もないことが一番の魅力のこの島で千尋は生まれ育った。

父は三線の師範、母はその父が奏でる三線で歌う民謡一家に生まれた千尋。

島の綺麗なビーチを一望できる民宿神谷荘を営む家族は訪れる人々を民謡でもてなし、毎夜繰り広げられる宴で魅了していった。


そんな家族に影響を受け、千尋がマイクを握ったのは三歳の頃。見よう見まねで覚えた歌と踊りで人々を虜にした。

その後、叔父である民謡界のプリンス、神谷幸一に師事し神谷ファミリーの一員として多くのステージを経験。

高校在学時には琉球民謡コンクールにて最高賞を受賞。卒業後には唄者として本格的に活動を開始。

よなは徹氏が手掛けた名曲「美童しまうた」でデビューを果たし、オリジナルの島唄や民謡を歌い多くのイベント出演や全国ツアーを展開。

ライブステージの他、数々のコンピレーションアルバムにも参加。THE BOOMの宮沢和史氏が監修した「沖縄島唄2017」やディズニー映画の名曲を沖縄風にアレンジした「ちゅらディズニー」ではメインボーカルとして参加。


自主レーベルを立ち上げオリジナルアルバム「ウタ織イ」の制作をきっかけに、自身のルーツとなる沖縄⺠謡をさらに掘り下げポップスやワールドミュージックと融合させた音楽活動に力をいれる。

また近年では幼いころから得意とするイラストレーション制作やコラム執筆など幅広く活動する。

2021 年 8 月にはセルフプロデュースによる NEW アルバム「ウタ結イ」をリリース。

NEW ALBUM「ウタ結イ」

SINP-002 2,500 円(税込)    2021 年 8 月 11 日(水)発売

前作から9年。今、「ウタ結イ」が誕生。 

どことなく聴き口ずさむ、いつしか私を染めていた沖縄の歌・言葉・文化たち。 

移り行く時代であっても、人々の真心である島の宝を同じように繋ぎたい。

親しむ歌に心踊り、懐かしの歌に涙し、語らう歌に安らぎ、生まれる歌に前を向く。 

 「果てない未来で誰かが自然と口ずさむ」 そんな風景を見つめながらウタを結いました。 

 神谷千尋